
顎周りのたるみが気になる方は、まず首周辺のむくみを改善すればスッキリさせることができます。
それとあわせて、日頃の姿勢を気をつけたり、顎関節を整えると顎周りのお肉も落とすことができます。
この記事では、
- 顎周りにたるみができる原因
- 顎周りのお肉を落とす5つの方法
などを解説します。
今回の記事の内容
顎周りにたるみができる原因
顎周りにたるみができる原因は、ただ脂肪がついているだけではないんですね。以下のような原因が考えられます。
- 顎を引くような姿勢になっている
- 首周りの筋肉が硬くなっている
- 寝ている時に食いしばる&枕が合っていない
- 脂肪がついている
それぞれ解説します。
顎を引くような姿勢になっている
まず問題になっているのが、顎を引くような姿勢です。
自然な状態だと、このような状態になるのが自然なんですね。
ただ、日頃身体を丸めるような姿勢を長時間とっている方は、自然な状態から顎が引けてきます。
画像を見るだけだと極端に感じるかもしれませんが、実際に現場では顎を引いている方は非常に多いです。
このように顎が引けた状態になっていると、首周りでむくみがひどくなり、たるみを感じやすくなります。
ちなみに、以下のようにスマホを触る時間が長くなっても、自然と顎が引けた状態に変わっていきますね。
首周りの筋肉が硬くなっている
また、今ご自身の首を触ると硬くなっていませんか?首周辺の筋肉が硬くなると、より顎周辺のむくみはひどくなり、それによってよりたるみが目立つようになります。
首や肩がこる原因などは「女性の肩(僧帽筋)に盛り上がりができる原因と4つの改善方法」で詳しく解説しています。
寝ているときに食いしばる&枕が合っていない
日頃姿勢が崩れ、長時間仕事をしているとストレスも溜まりますよね。
ストレスが多く溜まっている方は、寝ている時に、
- グッと力んでいる
- 歯を食いしばっている
- 歯ぎしりをよくする
このような状態になることがよくあります。そうすると、顎関節が歪んでしまったり、顎周りの筋肉が硬くなります。
この結果、顎から首にかけて本来よりも太く見えることもあり、こういったことも顎周りのたるみに影響している可能性があります。
また、枕が合っていないと上記のことが顕著になり、より顎肉がひどい状態になります。
脂肪が多ければ顎下はよりたるむ
上記のこととあわせて、食べすぎや飲み過ぎなどで体脂肪が多ければ、その分顎周辺のたるみはひどくなります。
詳しい原因は、以下の動画でも解説しているのであわせて参考にどうぞ。
では、こういった原因でたるんでしまった顎周りは、どうすればスッキリお肉を落とすことができるのでしょうか?
やばい顎周りのお肉を落とす方法①:マッサージを行う
まず最初に行ってほしいことは、マッサージで顎周辺のむくみを改善することです。
以下の手順で行えば、首や顎周りのむくみが改善し、これだけで顎肉がスッキリできます。
1、鎖骨下リンパ節を擦る
手順
- 両手をクロスして、鎖骨の溝に手を沿える
- 溝全体を掃除するように、軽く擦る
- これを1分間行う
2、首の前側に手を沿えて呼吸する
手順
- 首の前側に手を沿えて、できるだけ広い範囲に触れる
- この状態で深呼吸を5回繰り返す
3、首を軽く擦る
手順
- 首の後ろ側に手を沿え、前側に向かって軽く擦る
- 鎖骨の溝に流すようなイメージで優しく擦る
- これを1分間行う
4、下顎辺りに手を沿えて呼吸する
手順
- 頬から下顎にかけて手で触れる
- その状態で深呼吸を5回行う
5、下顎辺りを軽く擦る
手順
- 耳下辺りから顎の真中に向かって顎下を軽く擦る
- これを1分間行う
この5つができると、次は顎関節を整えていきます。
やばい顎周りのお肉を落とす方法②:顎関節を整える
顎関節を整える方法では、耳に指を入れた状態で行っていきます。
全ての動きで、耳に入れた指は顔の前側方向へ軽く圧を加えて行ってみてください。そうすると、顎関節の動きがわかり、その状態で以下の3つを行うと顎関節が整います。
1、口を軽く開閉する
手順
- 耳に指を入れる
- その状態で、口を軽く開閉させて指で顎の動きを感じる
- これを1分間行う
2、下顎を前に軽く突き出す
手順
- 耳に指を入れる
- その状態で、下顎を前にアイーンと軽く突き出す
- 元に位置に戻し、再度同じ動きを繰り返す
- これを1分間行う
3、下顎を左右に動かす
手順
- 耳に指を入れる
- その状態で、下顎を左右に軽く動かす
- これを1分間行う
Twitterでも紹介しているので、もしよかったら参考にどうぞ。
✅顎関節症を改善する4つの方法
①口を軽く開閉させる
②顎を左右にずらす
③アイーンと顎を前に突き出す
④耳の穴の前に手をそえて開閉
各1分間×1セット耳に手を入れて顔の前側方向を軽く抑えた状態で4つを行えば顎関節症が改善しますよ😙コキコキなる方や二重顎のにもおすすめ‼️ pic.twitter.com/qcMrWes3HR
— 伊藤 出@脚やせトレーナー (@izuru_style) May 27, 2020
顎関節を整えることができると、次はストレッチでより顎下のむくみを改善してスッキリさせていきます。
やばい顎周りのお肉を落とす方法③:ストレッチを行う
ストレッチを行う際は、できるだけリラックスして軽く顎や首周りを動かすようにすると、より変化を実感できます。
1、下顎に触れて口を開閉
手順
- 下顎や頬に軽く手を沿える
- その状態で、軽く口を開閉させる
- これを1分間行う
2、下顎に触れて下顎を左右に動かす
手順
- 下顎や頬に軽く手を沿える
- その状態で、軽く口を開ける
- 下顎を左右に軽く動かす
- これを1分間行う
3、下顎に触れて軽くうなずく
手順
- 下顎や頬に軽く手を沿える
- その状態で、軽くうなずくように下を向く
- これを1分間行う
4、下顎に触れて首回し
手順
- 下顎や頬に軽く手を沿える
- その状態で、頭のてっぺんで小さな円を描く
- これを1分間行い、逆回しも1分間行う
この4つとあわせて、首や肩周りの筋肉を緩めると、より顎のむくみが改善してスッキリしてきます。
この方法は「女性の肩(僧帽筋)に盛り上がりができる原因と4つの改善方法」や「広い肩幅に悩む方必見!肩幅を狭くする5つの方法」や以下の動画で解説しているので、こちらをご覧ください。
やばい顎周りのお肉を落とす方法④:筋トレを行う
上記でお伝えした方法でも顎周りはスッキリできますが、よりスッキリさせたい方は以下の筋トレを行えばより変化を実感できます。
1、下顎を大きく開く
手順
- 正面を向いた状態で、下顎を大きく開く
- 下顎や首にしわを寄せるイメージで口を大きく開ける
- 口を閉じて、再度同じ動きを繰り返す
- これを30回×3セット行う
2、顎を引くように首を動かす
手順
- 正面を向いた状態で、顎を引くように下を向く
- このとき、下顎や首を軽く力ませる
- 再度正面を向き、同じ動きを繰り返す
- これを30回×3セット行う
3、口を開けながら顎を引く
手順
- 正面を向いた状態で、顎を引くように下を向く
- 同時に下顎を大きく開く
- このとき、下顎や首を軽く力ませる
- 口を閉じながら顔を正面に戻し、同じ動きを繰り返す
- これを0回×3セット行う
4、首周りをイーっと力ませる
手順
- 正面を向いた状態で、軽く噛み込んで置く
- 噛んだ状態で、下顎を開こうとする
- このとき首に力を入れる
- これを20回×3セット行う
このトレーニングは、お風呂に入ってるときなどに毎日行ってもらうと、より下顎は引き締まっていきます。
最低でも週2回の頻度で行ってもらうと、より変化を実感できますね。
顎周りのお肉を落とす方法⑤:ダイエットで脂肪を減らす
そして、ここまでの流れができてもなおたるみを感じる方は、ダイエットをして脂肪を減らす必要があります。
ダイエットについては、以下の記事を参考にしてみてください。
動画でも紹介しているのでよかったらどうぞ。
根本的に下顎のお肉を落とす方法:姿勢の改善
上記の内容で顎周りのお肉を落とすことができますが、根本改善のために日頃は姿勢も改善する必要があります。
基本的にやるべきことは、先ほど原因でも解説したように、引きすぎていると顎を自然な状態に直すことです。
今の状態が、こういう状態だとしますよね。
この場合は、軽く顎を上げるようにするだけでOKです。
ここが根本的なたるみの原因になるため、日頃からこういった顎の位置を改善することは必須です。
座り方の改善も必要
また、顎の位置の傾きは、座り方の影響を大きく受けます。ですので、あわせて座り方も改善することも重要です。
座り方は「正しい座り方は疲れる⁈正しい座り方を習得する4ステップ」で解説しているので、こちらを参考にしてみてください。
ここまでお伝えした一連の流れができると、おそらく1週間ぐらいである程度顎周りの変化を実感できると思うので、ぜひ参考に実践してみてください。
今回の記事のまとめ
- 顎周りがたるむ原因は、筋肉の緊張やむくみ
- こういった症状は、日頃の姿勢や頭の傾きが関与している
- たるみを引き締めるためには、まず顎や首周りの筋肉を柔らかくする
- そして、顎関節のズレを整える
- そうすれば、顎周りのたるみを改善することができる
- ただ、これでもまだたるみがある方はダイエットを行う必要がある
今回は以上です。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!